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しまに来て驚いたこと‥‥その1「陸屋根の防水問題」

しまの工務店のブログをご覧いただき、ありがとうございます!工務店スタッフSです。

ここでは、内地から宮古島に移住した私が、しまに来て驚いたことをつぶやいております。今回は、宮古島の屋根の防水事情についてです。

陸屋根なのに防水があまりされていない

最初、これには驚きを隠せませんでした。宮古島のお家の多くが「陸屋根」という平らな屋根の造りなのですが、屋根に防水がされているケースがとても少ないんです。

陸屋根(りくやね、ろくやね)とは

スタッフS
スタッフS

家の絵を描くと、三角形の屋根を描く方が多いのではないでしょうか。

日本には三角屋根に瓦屋根、またはスレートを乗せた家が一般的です。これらの屋根はみなさんイメージしやすいかと思います。

一般的なスレート瓦の寄棟の家
対して、陸屋根の家

陸屋根とはこういった一般的な三角形の屋根とは違い、上の画像のようにコンクリートで水平に造られた屋根のことです。沖縄では非常に多い造りですね。

宮古島に限らず、沖縄に陸屋根が多い理由

沖縄に陸屋根が多いきっかけは、第二次世界大戦で「沖縄戦」と呼ばれた地上戦です。この痛ましい戦争で、米軍に建物や山林のほとんどが焼かれてしまったそうです。その影響から、戦後に家を建てるための木材の入手が難しくなったのだと言います。

その後、沖縄に基地を造った米軍により鉄筋コンクリートの建築技術が伝わったことで、鉄筋コンクリートの家屋が沖縄で一気に広がりました。

台風の多い沖縄県では、これまで台風による木造家屋の被害が多かったこともあり、台風に強い鉄筋コンクリートの、高さの低い平家の家屋が多くの方に受け入れられたのです。

沖縄の屋根の防水事情

陸屋根の最大のデメリットは、屋根に傾斜がないため、雨が降った際は水はけが悪くて雨漏りする可能性が高いことです。そのため、しっかりと防水処理をしておく必要があります。

スタッフS
スタッフS

「屋根=雨から守る」ためのものです。

しかし、沖縄では屋根の防水工事をしていない家屋がまだまだ本当に多いんです。。

正直、私は内地では陸屋根で防水していない建物を見たことがありませんでした。しかし宮古島では、防水をしてある家の方が珍しいくらいです。

そして宮古島では雨漏りの被害が多い

しまの工務店には、「天井から雨が漏れて困ってるんです」というお問い合わせをたくさんいただきます。

スタッフS
スタッフS

宮古島ではおそらく本当に多くの方が、雨漏りに困っていると思われます。
陸屋根は防水工事をしないと、いずれは100%雨漏りにつながります。

屋根というのは、特に沖縄では強い紫外線や塩害、暴風雨などにさらされるため、劣化が激しい部分です。防水工事をせずにしていると、小さなひび割れが必ずできてきます。そこから雨水などが侵入し、中の鉄筋が錆びて膨張していきます。最悪の場合、コンクリートの剥離や亀裂にも繋がってしまいます。

宮古島の多くの平家の家屋が、築50年くらいを経て、昨今いよいよ雨漏りに真剣に悩まされるタイミングに突入してしまったのだと考えられます。

陸屋根の防水工事なら しまの工務店へ!

雨漏りでお悩みの方はぜひ しまの工務店にご一報ください。陸屋根への防水工事は、塗膜防水か、防水シートによる防水にて対策させていただきます。

陸屋根の平家で住み続けるためには、いつかは必ず必要な整備です。

宮古島や石垣島の平家にお住まいで、屋根の防水工事や雨漏り対策をご希望の方は、しまの工務店にお気軽にお問い合わせください♪ お見積もりだけでももちろん大歓迎です!

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