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しまの工務店が手掛けた『ひらら集会所ふらっと』|クラウドファンディングで地域と育てる場所づくり

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地域の大切な場所を、もう一度人が集まる場所へ

しまの工務店では、ゲストハウスONE宮古島の1階フロアに新しくオープンした『ひらら集会所ふらっと』のリノベーションを手掛けました。

この場所は、私たちが運営する建物の一部でもあり、施工して終わりではなく、これからも私たち自身が関わりながら育てていく場所です。

  

平良の中心街にある、築約50年のこの建物。

かつては「クール会館」という施設で地域の人々に親しまれ、結婚式や生年祝い、歓送迎会など、人生の節目を祝う場として多くの人が集まっていました。

家族や親戚、近所の人たちが集まり、笑い声が響き、たくさんの思い出が生まれた、地域にとって大切な場所です。

工事を進める中でも、

「昔ここで結婚祝いをしたよ」
「歓送別会の場所として定番だったよ」
「この天井部分、懐かしいな」

そんな声を地域の方から聞く機会がありました。

そのたびに、この建物はただの古い建物ではなく、多くの人の記憶が残る場所なのだと感じました。

もちろん、この場所を受け継ぐことは簡単な決断ではありませんでした。

平良の中心地という立地の一方で、古い設備や老朽化した部分も多く、改修には大きな費用が必要でした。

経営面だけを考えれば、別の選択肢もあったと思います。

それでも私たちがこの場所を選んだ理由は、「この場所だから」でした。

近年、平良のまちなかでは観光向けの店舗が増える一方で、地域の人が気軽に集まり、時間を過ごせる場所は少しずつ減っているように感じています。

だからこそ、この場所をもう一度、世代を越えて人が集まれる場所として残したい。

そんな想いから、『ひらら集会所ふらっと』の工事は始まり、ひとまずはオープンをぶじ迎えることができました。

建材には、島の古材や廃材を多く用いました。

ひらら集会所ふらっと、クラウドファンディング挑戦中

とはいえ、工事が終わった日が、この場所の完成ではありません。むしろこれからがスタートだと考えています。私たちは『ひらら集会所ふらっと』のオープンにあわせて、クラウドファンディングへの挑戦をはじめました。

『ひらら集会所ふらっと』クラウドファンディング

クラウドファンディングページはこちら →

クラウドファンディングでは、設備をさらに充実させるための資金を集めることも大きな目的の一つです。しかし、私たちがそれ以上に大切にしたかったのは、この場所の始まりから関わってくださる仲間と出会うことでした。

完成した場所を「利用してもらう」のではなく、「一緒に育てていく場所」として歩み始めるメンバーを集いたい。そんな想いから、クラウドファンディングという形を選んでいます。

 島の合唱団の練習場に
ここで結婚パーティーを開いてくださった方もいます
  • ⚫︎ 『ふらっと』でこんなイベントをやってみたい。
  • ⚫︎ 地域の人がもっと気軽に集まれる場所になってほしい。
  • ⚫︎ いつか宮古島へ行ったら立ち寄ってみたい。

そんな一人ひとりの想いが集まることで、この場所はより豊かなものになっていくと信じています。

このクラウドファンディングは『ひらら集会所ふらっと』という新しい居場所を、たくさんの人と一緒に育てていくための最初の一歩だと考えています。

まずはファーストゴール達成、そして見えてきたこと

ありがたいことに、クラウドファンディングは多くの皆さまの応援により、ファーストゴールを達成することができました。

支援という形だけでなく、SNSで紹介してくださる方や、「今度遊びに行くね」と声をかけてくださる方など、本当に多くの応援をいただいています。

私たちが一番嬉しかったのは、この場所を「一緒に育てたい」と思ってくださる方が少しずつ増えていることです。

しかし、『ひらら集会所ふらっと』づくりは、まだ始まったばかりです。

私たちが次に目指すネクストゴールのの目標は、「ふらっと」にキッチンスペースを育てること。

  • ⚫︎ ガスコンロ
  • ⚫︎ 浄水設備
  • ⚫︎ 製氷機
  • ⚫︎ お鍋やフライパン

など、みんなが気軽に料理を楽しめる環境を整えていきたいと考えています。

目指しているのは、本格的な厨房ではありません。

誰かが料理をつくり、その周りに自然と人が集まり、「いただきます」と笑顔が生まれる、そんな日常です。

 

地域のおばぁがお祝い料理を教えたり。

子どもたちが「これ混ぜてもいい?」と隣でお手伝いをしたり。

旅人と地域の人が一緒の食卓を囲み、初めて会った人同士が自然と会話を始めたり。

そんな何気ない時間こそが、『ふらっと』らしい景色になるのではないかと思っています。

建物に「日常」が戻ってきた

オープンからまだ間もない『ふらっと』ですが、少しずつ日常の風景が生まれています。

 

  • ⚫︎ 仕事をする人。
  • ⚫︎ 図書館が休館の日に宿題をしに来る中学生。
  • ⚫︎ 待ち合わせまでの時間を過ごす人。

イベントがない日にも、誰かが「ふらっと」立ち寄る場所になり始めています。

さらに先日は、この建物で初めてナーフィー祝いも開かれました。

宮古島の大切な文化「ナーフィー祝い」

ナーフィー祝いとは、宮古島で古くから受け継がれてきた、 生後100日前後の赤ちゃんの誕生と健やかな成長を願うお祝いです。 家族や親戚だけでなく、友人や地域の人たちが集まり、 新しい命の誕生をみんなで喜び合う、宮古島ならではの大切な文化です。

かつて多くの祝い事や人生の節目を見守ってきたこの建物で、再び新しい命の成長を祝う時間が生まれました。

  


その光景を見たとき、過去から受け継がれてきたこの場所の役割が、今も続いていることを実感できました。この空間を手がけた私たちにとって、非常に大きな喜びとなりました。

建物は、人が使って初めて完成する

工務店として建物をつくる仕事をしている私たちですが、今回の『ひらら集会所ふらっと』を通して、改めて感じたことがあります。

建物は、完成した日に完成するものではないということです。

そこに人が集まり、会話が生まれ、思い出が積み重なり、「ここがあってよかった」と誰かに感じてもらえた時、その場所は少しずつ本当の意味で完成に近づいていくのだと思います。

『ひらら集会所ふらっと』は、まさに今、その歩みを始めたばかりだと感じています。

これからも『ふらっと』を地域と一緒に育てていきたい

しまの工務店は、建物をつくる会社です。

しかし、私たちが本当に届けたいのは、建物そのものだけではありません。

その場所で生まれる時間や、人とのつながり、何年先にも残っていく思い出まで含めて、「つくる」仕事をしていきたいと考えています。

『ひらら集会所ふらっと』も、これから地域の皆さんや、応援してくださる「ふらったー」の皆さんと一緒に育っていく場所になるはずです。

 
  • ⚫︎ 子どもたちの成長を見守る場所として。
  • ⚫︎ 家族や友人との大切な時間を過ごす場所として。
  • ⚫︎ 新しい出会いや挑戦が生まれる場所として。

何年後かに振り返った時、「ここがあってよかった」と思っていただける場所になっていたら、私たちにとって何より嬉しいことです。

クラウドファンディング期間中も、『ふらっと』で生まれている日常や、新しい出来事を発信していきます。

『ひらら集会所ふらっと』の活動報告はこちら

活動報告を見る →

完成した場所を見ていただくのではなく、少しずつ育っていく過程そのものを、皆さんと一緒に分かち合えたらと思っています。

これからも『ひらら集会所ふらっと』を、地域の皆さんとともに育てていけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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